セットトップボックス(STB)の選び方：2025年最新版｜判断基準とおすすめ機種を徹底解説

2025年5月17日

近年、テレビの視聴方法が多様化し、セットトップボックス（STB）の重要性が増しています。しかし、多種多様な製品の中から自分に最適な一台を選ぶのは簡単ではありません。この記事では、2025年最新の情報を基に、STBの選び方、判断基準、そしておすすめ機種を徹底的に解説します。

Table of Contents

はじめに：セットトップボックスとは？なぜ必要？

セットトップボックス（STB）とは、テレビに接続することで、通常のテレビ放送に加えて、様々な機能を利用できるようにする機器です。主な機能としては、以下のものが挙げられます。

4K/8Kなどの高画質映像の視聴: 最新のSTBは、高画質映像に対応しており、より美しい映像を楽しむことができます。
VOD（ビデオオンデマンド）サービスの利用: Netflix、Amazonプライム・ビデオ、HuluなどのVODサービスを、テレビの大画面で手軽に楽しめます。
録画機能: 番組を録画して、好きな時に視聴できます。
インターネット接続: Webブラウジングやアプリの利用が可能です。
スマートホーム連携: スマートスピーカーと連携して、音声で操作できます。

従来のテレビ放送だけでなく、VODサービスやインターネットコンテンツを楽しみたい方にとって、STBは必須のアイテムと言えるでしょう。

セットトップボックス選び方のポイント：後悔しないための判断基準

STBを選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。

1. 対応する映像・音声規格

まず確認すべきは、STBが対応している映像・音声規格です。現在主流の規格は以下の通りです。

映像: 4K、HDR（HDR10、Dolby Vision）
音声: Dolby Atmos、DTS:X

これらの規格に対応していれば、高画質・高音質な映像体験が可能です。特に、4Kテレビをお持ちの場合は、4K対応のSTBを選ぶことをおすすめします。また、HDR対応であれば、より鮮やかで自然な映像を楽しめます。

2. VODサービスの対応状況

利用したいVODサービスに対応しているかどうかも重要なポイントです。主要なVODサービスは、ほとんどのSTBで利用できますが、念のため確認しておきましょう。また、一部のSTBでは、特定のVODサービスがプリインストールされている場合もあります。

例えば、Android TV搭載のSTBであれば、Google Playストアから様々なVODアプリをインストールできます。Fire TV StickなどのAmazon製STBであれば、Amazonプライム・ビデオとの連携がスムーズです。

3. 録画機能の有無と容量

番組を録画したい場合は、録画機能付きのSTBを選びましょう。録画機能には、内蔵HDDに録画するタイプと、外付けHDDを接続して録画するタイプがあります。内蔵HDDタイプは、手軽に録画できますが、容量が限られています。外付けHDDタイプは、容量を自由に拡張できますが、別途HDDを用意する必要があります。

録画する番組数や時間に応じて、適切な容量を選びましょう。目安としては、1TBで約100時間分のハイビジョン映像を録画できます。

4. インターネット接続方法

STBをインターネットに接続する方法は、有線LANと無線LAN（Wi-Fi）の2種類があります。安定した通信環境を求めるなら、有線LANがおすすめです。Wi-Fiは、配線が不要で手軽ですが、電波状況によっては通信が不安定になることがあります。

Wi-Fiで接続する場合は、最新のWi-Fi規格（Wi-Fi 6など）に対応しているSTBを選ぶと、より高速で安定した通信が可能です。

5. 操作性とインターフェース

STBの操作性も重要なポイントです。リモコンの使いやすさや、メニュー画面の見やすさなどを確認しましょう。また、HDMI端子の数や、USB端子の数なども確認しておくと便利です。

最近では、音声操作に対応したSTBも増えています。音声操作に対応していれば、リモコンを使わずに、音声でVODサービスの検索や再生などが可能です。

6. その他の機能

STBによっては、上記以外にも様々な機能が搭載されています。

Chromecast機能: スマートフォンやタブレットの画面を、テレビにキャストできます。
Miracast機能: スマートフォンやタブレットの画面を、無線でテレビにミラーリングできます。
ゲーム機能: 一部のSTBでは、ゲームアプリをインストールして、テレビでゲームを楽しめます。
スマートホーム連携: スマートスピーカーと連携して、音声で操作できます。

これらの機能は、必ずしも必須ではありませんが、あると便利な場合があります。自分のライフスタイルに合わせて、必要な機能を選びましょう。

7. 価格

STBの価格は、数千円から数万円まで幅広くあります。高価なSTBほど、高性能で多機能な傾向がありますが、必ずしも高価なものが自分に最適とは限りません。必要な機能と予算を考慮して、最適な一台を選びましょう。

2025年おすすめセットトップボックス機種

ここでは、2025年4月時点でおすすめのセットトップボックスをいくつかご紹介します。

ハイエンドモデル

* **Apple TV 4K (2022):** 高画質・高音質、豊富なアプリ、洗練された操作性が魅力。Appleのエコシステムとの連携もスムーズ。Dolby VisionとDolby Atmosに対応。
* **NVIDIA SHIELD TV Pro:** 高性能プロセッサ搭載で、ゲームも快適に楽しめる。Android TV搭載で、豊富なアプリを利用可能。4K HDRに対応。

ミドルレンジモデル

* **Google Chromecast with Google TV (4K):** 手軽な価格で4K HDRに対応。Googleアシスタントによる音声操作も可能。
* **Amazon Fire TV Cube (第3世代):** Alexaによる音声操作が便利。4K HDRに対応し、Fire TVシリーズの中でも高性能。

エントリーモデル

* **Amazon Fire TV Stick 4K Max (第2世代):** 4K HDRに対応し、Wi-Fi 6Eにも対応。手軽な価格で高画質映像を楽しめる。
* **Chromecast with Google TV (HD):** HD画質だが、手軽な価格でVODサービスやアプリを楽しめる。

上記以外にも、様々なメーカーからSTBが発売されています。家電量販店やオンラインストアで、実際に製品を比較検討することをおすすめします。

セットトップボックス選びの注意点

STBを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

* 著作権保護技術: VODサービスによっては、特定の著作権保護技術に対応していないと、コンテンツを視聴できない場合があります。事前に確認しておきましょう。
* 契約プラン: VODサービスを利用するには、別途契約が必要です。STBを購入する前に、利用したいVODサービスの料金プランなどを確認しておきましょう。
* ソフトウェアアップデート: STBのソフトウェアは、定期的にアップデートされます。常に最新のソフトウェアにアップデートすることで、セキュリティ対策や機能改善が期待できます。